ココナッツオイルをきっかけに、食にもオイルが定番化し、どんどん種類が増えていますよね。食はもちろんですが、今回は髪や肌などに使えるオイルを、種類と効果別に詳しく掲載しています。
たくさんの種類があるので、何を使ったらよいのかわからない、どうやって使ったら効果的なのかわからないと思っているあなたに、オイルを使った美容法をたっぷりご紹介しちゃいますね。
そもそオイル美容って何?
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美容目的で使われるオイルは天然の植物から抽出されたオイルで、植物性100%のオイルは肌の皮脂組成に似ているものが多く、肌によく馴染み、保湿成分はもちろんのこと、皮脂のバランスを整えてくれる効果があるんですよ。
その上、抗酸化物質や必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなど豊富な栄養素が肌の角質の深層まで届きやすいので、うるおいを閉じ込めて、プルプルな美肌をキープするのにうってつけなんです。
顔だけじゃない!ボディも髪も健やかに☆
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スキンケアの最後のお手入れにオイルをプラスしている人は多いと思いますが、美容オイルには様々な使い方があります。
クレンジングオイルと言えば、オリーブバージンオイルが真っ先に浮かびませんか?
クレンジングに向いているのはオリーブバージンオイルだけではありません。 アトピーの人でも使えるホホバオイルは石油系の洗浄料が入っているクレンジング剤よりも肌に優しく、軽くメイクに馴染ませるだけでマスカラでも落とすことができるんですよ。
ぬるま湯で洗い流せば、クレンジング後の肌はしっとりモチモチです。
寝る前にクレンジングとしてオイルを使えば、肌が柔らかくなっているのでその後の化粧水の浸透がとてもよくなります。
オイルは水をはじくんじゃないかと思われがちですが、植物性のオイルは実はとっても水に溶けやすいんです。
朝の洗顔後にも薄くオイルを伸ばしてから普段のお手入れをすると、ファンデーションのノリもとてもよくなりますよ。
リキッドやクリームファンデーションを使っていて夕方の化粧崩れが気になっている人は、1滴だけオイルを混ぜて使ってみてください。
伸びがのくなるのはもちろん、水分を保持してくれるので、化粧もちも断然よくなるんです。
髪や頭皮も顔から繋がっていて同じたんぱく質。顔と同様に使うことができます。
シャンプー前にオイルで頭皮をマッサージしてから、湯船につかってしばらく待つと毛穴のつまりが浮き出てくるので、その後シャンプーすると頭皮エステをしたようにさっぱりと気持ちよく洗いあがります。
また、ドライヤー前に髪に少量つけることで、ドライヤーの熱から守り、健やかな髪を保つことができますよ。
乾燥から守りたいのは顔も身体も一緒。
お風呂から上がったら完全にバスタオルで体を拭かずに、まだ水滴が残っている状態のときにオイルで全身マッサージ。その方がオイルの伸びもよくなるし、水分をきちんと閉じ込められるので、全身しっとりすべすべになりますよ。
夜だけではなく、朝使うことで日焼けを防ぐこともできます。
たき火を思い出してみてください。カラカラに乾いた木や木の葉はあっという間に燃えてしまいますが、水分を含んでいるとなかなか燃えないですよね。
ボディもきちんと保湿していれば、日焼けしにくくなるんです。だからこそ夏にオイルを使ってほしいんです。
爪やその周りに塗り込むことで乾燥を防ぎ、爪を強化します。指先美人を目指しちゃいましょう。その他にも私はリップケアや、膝小僧マッサージ、カッサマッサージの時にも使ったりしますよ。
実際どんなオイルを使ったらよいの?
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オイルが流行りだして久しいので、様々なオイルが出ていますよね。なので、実際どこに何を使ったらいいのかわからないという人もいると思います。
確かにオイルによって色々な特徴があるので、全身のお手入れにのどこにどんなオイルを取り入れたらよいか簡単にご紹介しちゃいます。
冒頭で私が美容院でケアしてもらったモロッカンオイルは、モロッコに自生するアルガンの木の実から抽出した希少なオイルです。
オレイン酸やリノール酸など良質な脂肪酸で構成されており、抗酸化力の強いビタミンEが豊富に含まれています。人の肌や髪に馴染みやすい性質を持っているので、浸透力が高く、保湿力にも優れています。
傷への修復作用もあるため、モロッコではニキビや火傷などの治療にも使われていたそうですよ。
・オリーブオイル
オレイン酸、スクワレン、ミネラルが含まれた保湿力の高いオイルです。クレンジングとして有名ですが、オリーブオイルも顔、身体、髪と全身に使うことができます。
食用や美容用と様々なオイルが出ていますが、美容に使うなら一番搾りのエクストラバージンオイルがオススメです。純度が低いと酸化して逆効果になってしまうこともあるので注意が必要です。
・ココナッツオイル
最近では食用でとてもブームになっているココナッツオイルも全身に使える万能オイルです。
ラウリン酸という抗菌効果の強い成分が含まれているので、免疫力を高め、ニキビや火傷といった肌のトラブルにも効果があると言われています。
また、抗酸化力の強いビタミンEも豊富で、肌や頭皮を健やかに守ってくれるんです。
酸化しにくく日持ちするのが嬉しいですね。
・アーモンドオイル
肌に一番近い成分と言われているのがアーモンドオイル。こちらもオレイン酸やビタミンEが豊富で、全身に使うことができます。
肌を柔らかくする効果があるので、マッサージオイルとして使うのにて適しています。なんといってもお値段が手頃なので、全身に惜しみなく使えるところが嬉しいオイルです。
塗り続けることでメラニンの生成を抑制するので、美白にも効果があると言われています。抗炎症作用があるので、うっかり日焼けしてしまった後に優しく塗り込むと大事にならずに済みますよ。
・ローズヒップオイル
野生の野ばらの実の種からとれる希少なオイル。ローズヒップオイルに含まれているトレチノイン酸という成分は肌のターンオーバーに直接働きかけ、次々と新しい細胞を生成します。
また、豊富に含まれるオメガ脂肪酸は肌の奥深くまで浸透して細胞膜の一部となり潤いを閉じ込めるので、保湿力は断トツです。
アーモンドオイルと同じように、メラニンの生成を抑える働きもあるので、美白効果も抜群で、コラーゲンを生成するビタミンCも豊富でしわやたるみにといった悩みにまで解消してくれる、まさに最強のアンチエイジングオイルと呼ばれています。
酸化しやすいので、早めに使い切るか時間がたったら顔以外のところに使うのをオススメします。
・ホホバオイル
万能すぎるほど万能な全身美容オイル。ホホバは砂漠などの不毛地帯でも枯れることなく水分を閉じ込めたままよく育つ植物です。
砂漠でも育つ性質から熱にも強く、品質が劣化することが少ない美容オイルです。ホホバの種子から抽出されるワックスエステルの成分は肌の潤いや弾力を保ってくれる性質があり、他の植物とは比べの野にならないほどの含有量なんです。
保湿作用の他にも、皮脂のバランスを整える作用、殺菌作用、抗炎症作用、アトピーの改善などなど、さまざまな作用を持ったオイルです。赤ちゃんにも使えるほどやさしいオイルなので、ベビーオイル代わりにもなるし、一家に1つは置いておきたい、そんなオイルです。
過酷な環境で生き抜くホホバなので、私たちの肌を紫外線から守ってくれる効果もあり、これからのシーズン手放せないこと間違いありません。無臭なのも嬉しいですね。
まとめ
べとつくイメージのあるオイル美容ですが、実は美白効果や紫外線予防効果のあるものもたくさんあります。
私はホホバオイル100mlに対して、ローズのアロマオイルを5~6滴垂らしてMyローズオイルとして全身に使っています。心も肌も華やぎますよ!
他にもたくさんオイルの種類はありますが、ブレンドしたオイルもたくさん出ています。美容に使うオイルはできるだけ純度の高いキャリアオイルを使うことをオススメします。あとは、香りなど好みもあるので、少量ずつ試してみるのもよいですね。
みなさんも自分にあったオイルを見つけてみてくださいね☆